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「クレアール日商簿記3級コース」で第157回簿記3級合格しました!合格までのプロセス!

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積読していた「あまんちゅ」で心を洗濯されているそのだです。

 

ご報告になりますが、

 

 昨年の11月から3月までの4か月間、日商簿記3級の資格を目指して勉強し、2月28日の試験にて、合格することができました!

 

そこで、簿記なんも知らない社会人のリアルな合格までのプロセスと、「最初これ知っとけばよかった」という気づきを綴ります。

 

 

合格までの道のり

利用したのは「クレアール日商簿記3級コース」

最初は独学合格も検討してテキストを買いましたが、

 

「仕訳って結局何の意味があってやってるの?」とか、 

「今勉強してる部分って、簿記のどの部分の処理なわけ?」などなど、

 

道に迷いながら勉強しているな...というダメな実感がありました。

 

そんなこんなで、どうせ学習するのであれば「簿記の全体像から正しく理解したい」と思い、通信教育に申し込むことにしたのでした。

 

通信教育、クレアールを選んだ動機は下記の両学長の動画の影響です。ご参照ください。

 

 

2月、6月、11月は新規受講生の募集で割引がかかりまして、簿記3級であれば1万円弱で受講ができます。

 

最終的には、高い出費ではないと思いました。

 

身銭を切っているので何としてでも合格してやるという気持ちになりますしね。

 


総勉強時間は88時間程

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総学習時間。クレアール+模擬試験問題集で88時間ほど

 

学習には88時間ほど費やしました。

 

11月下旬ごろから勉強開始。1日30分~1時間ほどのペースで12月まで継続、1月からは休日の勉強量を増やしました。最終月である2月は試験対策の模試を追加で購入し、さばきまくる、といったスケジュールです。

 

会社終わった後に勉強時間を作るのが地味にしんどかった…。

他にやりたいことがある中で、ある程度時間を割く覚悟は必要です。

 

88時間という勉強量については、試験のみの合格を目指すのであれば、正直「気合の入れすぎだった」と思います。

 

ただこのくらい勉強しておいたからこそ、本試験は余裕をもって望めたと思ってます。無駄では…なかった!(自己暗示)

 

 クレアール日商簿記3級コースを受講した感想

簿記の全体像がつかみやすい

Bookkeeping, Accounting, Taxes, Settlement, Calculator

 

クレアールの講義で良いなと思ったのは、本格的に講義に入る前に、簿記一巡の流れと、最終的なゴールについて説明してくれる点です。 

 

「何のためにやるのか?」がわからないまま進める学習は、なかなか身に付きにくいもの。

 

簿記においては、会社の経営状況を知るための財務諸表である、「貸借対照表」と「損益計算書」を作成することが、一つのゴールになっています。

 

その書類を作成するために、日々の取引を記録するために「仕訳」が必要で、それを管理をしやすくするために「補助簿」を用いたり、財務諸表を作成する決算の際には、特別な「決算整理仕訳」が必要だったりします。

 

独学のために購入したテキストではこういった全体像の説明がなく、いきなり仕訳についての解説が始まっていてわけわかめだったこともあり、この導入はありがたかったなと思います。

 

 

講義内容は至って普通

肝心の講義内容ですが、普通にわかりやすいと思いました。 

 

簿記の考え方について丁寧に説明してくれるので、暗記ではなく納得して腹落ちできるまで、理解を深めることができます。

 

3級講師の山田 和宗先生は、愛嬌がある愛されキャラタイプ。

 

ただ、林先生みたいなカリスマ塾講師を期待していると、普通の学校みたいな授業で面喰いますので、変な期待はしないほうがよろしいかと。

 

まあ、いい意味で普通です。いい意味で。 

 

 問題のレベルが高く力がつく

クレアール問題集の難易度はやや高いです。

普通の問題集から、もう一歩ひねりを加えたような問題が多く、受講生を鍛えようという心遣いが感じられます。 

 

難しい分実力はつきますし、本試験を受けた際にも心の余裕をもって挑めますので、これはよいポイントだと思います。

 

ただし、模擬試験直前答練の内容ははっきり言って鬼畜レベル

「試験対策中の人間が、時間内に解けるわけないやん」と思いました。

 

 「本試験もこのレベルだったら\(^o^)/オワタ」と震えて眠ってましたが、実際の試験は模試より簡単なので、力試しのつもりで臨むのがよさそうです。

 

試験前の震えている僕

 

試験直後の勝ちを確信した僕

 

勉強する上で知っておけば良かったこと

 4か月にわたって学習してきましたが、今を思えば「もっと早く知っていればこんなに時間かからなかったのにな」と思う点がいくつか。

 

先人の知恵です。参考にしてください。

 

仕訳は略称で書くべし

今から学習を始める人に絶対言っておきたいのは、仕訳は早いうちから略称を使って書きなさい、ということです。

 

 

たとえば、「10,000円の商品を仕入れて、現金を10,000円払いました」だと、こんな感じ。

 

仕入 10,000 / 現金 10,000

↓ 略称

仕 10,- / ゲ 10,-

 

項目については、何の仕訳項目かさえわかればいいので、とにかく書きやすさ重視で短くしましょう。

 

あと、百の位までのゼロは、ー(ハイフン)で省略しましょう。沢山ゼロを書くのも無駄だし、急いで書いて0と6を間違ったなんてことにもなりかねないですから。

 

理由はとにかく時短になるからです。仕訳を大真面目に書いていくと、結構バカにならない時間のロスになりますからね。

 

ここを短縮することで、本試験の際はもちろん、日々の学習時間も大幅に短縮することができます。

 

ちなみに仕訳項目は、問題文に書いてあるので、試験対策用に覚える…といったことも不要です。というか、略称使ってても大体覚えます。

 

 早めに過去問(模試)に手を付けるべし

全講義を聞いて3級の範囲がざっくり理解できたら、すぐに模試なり過去問なりに取り掛かったほうが良いです。

 

簿記3級の試験の出題傾向は大体決まっており、以下のような感じです。

 

3級試験の傾向

  • 大問1はほぼ仕訳問題(20点)
  • 大問3は試算表が多い(30点)
  • 大問5は精算表や決算(30点)
  • 大問2,4は回により変動(各10点)

 

まんべんなく学習するのがベターとはいえ、やはり必ず出る問題とそうでない問題の差はあります。

まず模試に挑んでみて、理解できてないところからポイントで復習していくのがいいと思いました。

 

 

「全然点数取れなかったらどうしよう...」なんて思って模試をやらず、問題集を復習し始めて時間を無駄にした人間がここにいます。

 

簿記は習うより慣れろ。理論より実践で、実践がうまくいかなければ理論に戻る。この繰り返し。

つまり、過去問解いて苦手をつぶすの繰り返しが一番近道です。

 

 

試験対策には「予想問題集」がおすすめ

クレアールの場合、前述のとおり模試や直前答練がめちゃくちゃ難しいので、心が折れそうになると思います(僕のことです)。

 

そういう方は、本試験より難易度がチョイ高くらいの、模擬問題集を別途購入して進めるのが良いと思います。 

 

僕はクレアールの模試は一旦置いといて、下記の模擬試験問題を使っていました。

模擬試験8回ぶん過去問3回ぶんが収録されており、値段も一番手ごろです。

日商簿記検定 模擬試験問題集 3級 2020年度版

日商簿記検定 模擬試験問題集 3級 2020年度版

 

 

問題用紙と解答用紙の切り離しができるので、本番と同じ状態で模試をすることができます。

 

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付属の仕訳カード。試験当日の試運転にはちょうどいい

付属の仕分けカードは当日の試験直前にしか使いませんでしたが、置きたての頭を「簿記脳」に切り替えるにはちょうどいい難易度。


試験前の緊張をほぐすのに一役買ってくれましたので、何気におすすめできます。

 

 おわりに

社会人になって時間もなかなか取れないなかで、コツコツ学習すれば4か月で100時間近く勉強して資格まで取れるんだなぁと、自分を褒めてあげたい気持ちです。 

 

時間は作れることが実感できたので、これからも自己投資、がんばっていきたいです。

 

少し新しい自分になるために、皆さまも新しい一歩、踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

 実際何かを始めるのに「抱負」とか「決意」とか「がんばる」とか

あってもいいが なくてもいいんだ

動かなきゃ何も変わらない 動けば何かが変わる

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出展:「あまんちゅ!」2巻より